震災時のすばやい初動体制は、
正確な震度情報のキャッチから
気象庁検定品の計測震度計(地震計)

気象庁の制定した震度計技術基準で定められた震度計算アルゴリズムを用いて、地震発生時に0から7までの震度階を自動計測し、表示すると共に、その地震に付随する種々のデータを記録、保存する機能と、そのデータを上位システムに通報するための通信機能を備え、気象庁検定に合格した計測震度計(地震計)です。

特長

気象庁検定品

計測震度計として、気象庁検定に合格しています。

早期地震検知機能

早期警報用地震計における地震諸元推定アルゴリズム仕様(財団法人鉄道総合技術研究所と気象庁の共同特許)に基づく演算機能の搭載が可能です(オプション)。

ネットワーク対応

TCP/IP、FTP、Telnetの各種プロトコルに対応しています。また、モデム通信により、ダイヤルアップ通信が可能です。

震度リアル演算方式による情報処理の高速化

地震トリガ起動から2.5秒後に上位システムへ地震情報の伝送を開始する速報機能により、即時警報システムの構築が可能です(当社独自:特許 第3241486号)。

高性能A/D変換技術により130dB以上の高ダイナミックレンジを実現

24ビットデルタシグマA/Dコンバータを採用。加速度センサ−の特性をフルに発揮させる高ダイナミックレンジで高精度の計測データが得られます。

大容量コンパクトフラッシュカードを実装可能

コンパクトフラッシュカードに地震情報や波形データを多数記録できます。パソコンでのデータ分析などに活用できます。

視認性の良いカラー液晶ディスプレイ

タッチパネル式の5.7インチカラー液晶ディスプレイを採用。対話形式によるデータ表示や設定操作が可能です。

観測データ、ログはQRコード印字も可能

観測データ、ログはQRコード印字も可能観測データ、ログの記録はQRコードに変換し、印字することが可能です。

処理部の画面表示イメージ

高見沢サイバネティックス 地震計処理部の画面表示イメージ

震度情報ネットワークシステム構成例

計測震度計 str363 地震計 システム構成図

仕様

外形寸法図

高見沢サイバネティックス 計測震度計 str363 地震計 サイズ

一般仕様

計測部SAS-363
センサータイプ
フォースバランスサーボ型加速度センサー
計測成分
3 成分(東西・南北・上下)
計測範囲
±4000Gal
(但し、垂直成分は重力加速度980.665Gal を含む)
AD 変換方式
ΔΣ(デルタシグマ)型
形式分解能
32 ビット
ダイナミックレンジ
132dB 以上
ディストーション
0.001% 以下
スケールファクタ
0.6231mGal/LSB
サンプリング
100Hz(3 成分同時サンプリング)
ローパスフィルタ
最小位相または直線位相選択可能
fc=30 または40Hz 選択可能
ハイパスフィルタ
fc=0.001Hz、減衰特性-6dB/oct
オフセットキャンセル
起動時の設置傾斜分をゼロ補正
出力データ
弊社オリジナル方式地震トリガ判定演算
波形(100 サンプル/1秒×3 成分:WIN フォーマット圧縮)
通信仕様
RS-422 38400bps 最大ケーブル長 400m※
※推奨ケーブルKNPEV-SB-0.3sq-7P 使用時
計測部テスト
処理部からのコマンドにより、各成分±980Gal相当の加振テストを実施
パルス同期
処理部からの時刻同期用1PPS に同期して計測
電源電圧
DC15V(DC12V~DC18V)(処理部より供給)
停電対策
処理部のバッテリバックアップ機能による
防塵/防水性
IP68(IPX8 水深2m/24 時間)
外形寸法/質量
Φ222×H114 ㎜ (取付金具、ケーブル等除く)/3.6 ㎏
処理部STR-363
気象庁検定
震度7 対応認定品(気象庁指定のアルゴリズム計算による)
演算データ
地震観測時刻、震度階級、計測震度、最大加速度(3 成分)、最大加速度時の周期(3 成分)、最大加速度観測時刻、卓越周期、SI 値、応答値、長周期地震動階級
演算間隔
1 秒(10 秒の内容を1 秒ずつオーバーラップ計算)
震度階級
震度0,1,2,3,4,5 弱,5 強,6 弱,6 強,7(10 段階)
計測震度
0.0 ~ 7.5
SI値
0.0 ~ 999.9kine(kine=cm/sec)
長周期地震動
周期1 ~ 7 秒台 階級:0 ~ 4、絶対速度応答値
加速度
3 成分合成6403Gal 水平2成分±4000Gal、
垂直1成分±3000Gal(980.665Gal=9.80665m/s2)
起動方式
トリガレベル方式(下記より選択)
計測震度 0.00 ~ 9.99(0.01 ステップ)
3 成分合成加速度 0.0 ~ 9999.9Gal(0.1Gal ステップ)※
SI 値 0.0 ~ 999.9kine(0.1kine ステップ)
※加速度は帯域通過フィルタの有無を選択可能
表示
5.7 インチタッチパネル内蔵カラー液晶 TFT 方式 65536 色
バックライト自動消灯 無/ 1 ~ 9999 分(1 分刻み設定)
輝度調整32 段階、寿命連続点灯100000 時間
操作
タッチパネルキー操作による
操作時操作音ブザー鳴動  押下げ寿命100 万回
印刷
サーマルラインドットプリンタ
384 ドット、記録幅48mm、記録紙幅58mm
メモリカード1
媒体 CF カード 256MB
記録件数 約5000 地震分※
地震情報、波形データ(WIN32 フォーマット)
メモリカード2
媒体 MMC 1GB
記録件数 約20000 地震分※
地震情報、波形データ(WIN32 フォーマット)
常時波形データ記録(設定による)
上位システム通信I/F
シリアル 1 ポート(RS-232C)
1200bps ~ 115.2kbps
RS-232C/422 変換器(オプション)搭載可能

LAN 2 ポート(RJ-45 コネクタ)
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
遠隔表示器I/F
RS-422 総延長距離500mMAX(4 台まで)
USB I/F
USB2.0
時計精度
1.9ppm 時差±0.00684 秒(周囲温度25℃時)
時刻校正
GPS レシーバによる自動校正時(校正時誤差±1ms 以内)
NTP クライアントによる自動校正
上位システムによる自動もしくは手動校正
パネルによる手動時刻校正
Web サーバ機能
地震情報、システム情報の参照
電源電圧
AC100V±15V 50Hz/60Hz±2Hz
消費電力
待機時:16W(計測部含む、オプション機器を除く)
充電時:25W(計測部含む、オプション機器を除く)
停電対策
使用バッテリ:鉛蓄電池、12V/7Ah
バックアップ時間:4 時間以上(計測部含む、オプション機器を除く)
充電方式:トリクル充電方式  充電時間:12 時間以上
外形寸法/質量
W430×D135×H249 ㎜(突起部除く)/ 10 ㎏

導入事例

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