この製品は生産終了しました
ますます高性能化される電子機器。
これらの機器に使用される電源装置は、その特性上、電源投入時の突入電流が大きく、ライン電圧の瞬時低下を招き、他の機器に様々な影響を与えます。
これら障害を確認するため、商用電源に起こる電圧変動を模擬的に発生させ、各種電子機器に及ぼす影響や対策・効果を確認できるシミュレーション機能を搭載した測定器です。
特長
3モードの電源シミュレーション機能
「瞬時停電発生・指定時間通電・遅延通電」の3モードのシミュレーションが可能です。高速半導体スイッチの採用により、チャタリングがなく、高分解能で正確な時間管理ができます。
豊富な測定機能
被試験機の実効電圧、実効電流、ピーク電流、実効電力、皮相電力の測定ができます。また、ウインドウ・インターバルの2つの測定モードにより、測定時間を任意に設定することができます。
便利な突入電流測定機能
連続60A・最大600Aまで測定可能です。また、通電開始時間を0.1ms単位で設定できますので、交流位相のどの位置からでも通電を開始できます。
ワイドでハイレンジの時間設定
通電開始時間(投入位相)は最大999.9ms、瞬時停電/通電時間は最大9999ms,繰り返しシミュレーションは、最大9999sまで任意に時間設定を行なうことができます。
リモート操作機能
GP-IB(標準装備)、RS-232C(オプション)により、パソコンとの連動によるリモート設定や計測データの自動収集が可能です。
各部の名称
3モード電源シミュレーション
瞬時停電モード(ライン同期モード)
指定時間通電モード(ライン同期モード)
遅延通電モード(ライン同期モード)
仕様
一般仕様
- シミュレーション定格
- 入力電圧/周波数範囲
- AC10〜280V・DC0〜400V/DC〜500Hz
- 負荷電流範囲
- 60Arms(連続)
- 最大通過ピーク電流
- 600A(10ms正弦波半波、非繰り返し)
- 開始遅延時間
- 0〜999.9ms(設定単位 0.1ms)
- ON/OFF時間
- 1〜9999ms(設定単位 1ms)
- リピート時間
- 1〜9999s(設置単位 1s)
- 入力波形同期可能電圧/周波数範囲
- AC10〜280Vrms/AC1〜500Hz(正弦波)
- 計測仕様
- 電圧/電流測定時間
- 0.01~500V/0.01~650A
- A/Dサンプル時間
- 100μs
- 周波数応答
- DC~2kHz(-1db以内)遅延時間200μs
- インターバル計測モード/設定単位
- 0.5s計測・0.5s待機の繰り返し/時間固定
- ウインドウ計測モード/設定単位
- 開始遅延 0~9999ms
計測実行 1~9999ms/1ms単位 - 表示項目
- 実効電圧・実効電流・総ピーク電流・区間毎ピーク電流・実効電力・皮相電力の1項目を表示
- 表示方法/表示範囲
- 4桁7セグメントLED/0.01~250.0K(6ブロック6レンジ)
- 保護機能
- 過熱保護
- 放熱器温度80℃以上
- 過電流保護
- 約610A以上
- ラインヒューズ/吸収側ヒューズ
- 75A速断ヒューズ/5A警報ヒューズ
- 入出力端子台カバーオープン
- カバー有無をマイクロSWで検出
- 入出力過電圧保護
- シリコンサージアブソーバ500V
- 外部出力
- 出力形式
- 絶縁型BNCコネクタ
- トリガ出力電圧/パルス幅
- 約+5V/約100μs(負荷100kΩ以上)
- アナログモニタ主力電圧
- 電圧モニタ 1V/100V・電流モニタ 1V/100A
- リモート
- GP-IB(外部コントロール用I/F機能)
- 標準装備(IEEE-488規格・24ピン・通信ケーブル含まず)
- RS-232C(外部コントロール用I/F機能)
- オプション(D-sub・9ピン・通信ケーブル含まず)
- 一般仕様
- 型式
- PSA-210
- 電源・電圧
- AC100V±10V 50/60Hz
- 消費電力
- 約25W
- 環境条件
- 周囲温度:0〜40℃
相対湿度:10〜80%RH(但し、結露しないこと) - 電波障害規制
- VCCIクラスA準拠
- 外形寸法
- 幅:425mm × 高さ:135mm × 奥行:380mm (突起物含まず)
- 質量
- 約12kg
導入事例
ただいま製品導入事例の掲載はございません。