株式会社高見沢サイバネティックスは、グループ会社である株式会社高見沢サービスとともに、駐輪場管理システムの開発・製造・販売から駐輪場の運営管理まで一貫したサービスを提供しております。この度、お客様の声を反映して新たに開発してまいりました「新型電磁ロック式自転車ラック」の販売を開始しましたのでお知らせいたします。
新型電磁ロック式自転車ラックの特長
(1)下ロック方式による小型化
従来は自転車の車輪を固定する際、車輪の前方をロックする「前ロック方式」を採用していましたが、新型は車輪の下方をロックする「下ロック方式」を採用しました。ロック部の突起収納スペースが本体の下方にあるので、前ロック方式の従来型より全長を短くすることができました。また、ロック部自体も小さくなったことにより、従来型と比べ体積比率で約30%小さくなりました。これにより駐輪ラックの設置台数を増やし、かつ通路幅を広く取ることが可能になりました。
(2)市販自転車全般に対応
従来型で駐輪できる自転車は、車輪が20~27インチ、幅54㎜に制限されていました。今回16~28インチ、幅60㎜まで対応範囲を広げたため、三輪車を除くほとんど全ての市販自転車が駐輪できるようになりました。
(3)豊富なバリエーション
ロック部・スロープ・支柱の組み合わせを変えた計6種類のバリエーションをご用意しました。これにより商業施設や鉄道事業者様など、設置場所や用途に応じて最適な形状をお選びいただけるようになりました。
(4)寸止め防止
駐輪場では故意に車輪をロック部の直前で停め、ロックされない状態で駐輪し、駐輪代金を不当に免れる事象が発生しています。今回バリエーションに加えた「ロングレールタイプ」は車輪を確実に捕らえてロックするため、この不当な行為を防止できます。
(5)イタズラ防止機能
自転車を駐輪しない状態で故意に機構をロック状態にするイタズラが頻発しており、従来は係員が巡回し、イタズラを発見した場合は手動でロック解除する必要がありました。新型ラックでは自動でイタズラ状態を判断し、ロック解除する機能を搭載しました。
(6)トータルコストの抑制
「下ロック方式」を採用し構造をシンプルにしたことにより、コストダウンを実現しました。また「イタズラ防止機能」を搭載したことにより、係員の巡回コストを低減することもでき、設置から運用に掛かるトータルコストを抑制することができます。