
株式会社高見沢サイバネティックスは、地震計のバリエーション拡充と新規販売先の獲得を目指し、「可搬型早期警報地震計」STR-120を開発し、受注活動を開始します。
この「可搬型早期警報地震計」は、主として地震災害救助現場などに持ち込み、余震などの地震発生時に人間が感じにくいP波(初期微動)を感知し、S波(大きな揺れ)が到達する前に警報を発することで、救助活動における二次災害を軽減するためのものです。
この警報地震計は、計測部・処理部・警報部(ライトおよびサイレン)で構成され、処理部を小型化することで一つのキャリングケースに格納。このキャリングケースを救助現場に持ち込み設置することで、震源が比較的遠地の場合に有効なP波検知機能(財団法人鉄道総合技術研究所と気象庁の共同特許)ならびに震源が直下に近い場合に有効なS波での速報機能(弊社特許のリアル演算方式)の両機能を活用し、地震を感知した時に、パトライトの点灯とサイレンによる警報を発令して、救助活動時の二次災害を軽減することを目的とした製品です。
販売先
● 地震災害発生時に救助活動を担う消防関係や自衛隊・警察など
● 地震発生時に、工事現場における高所作業に携わる方々の身を守る一助として、建設会社や電力会社など
● 群発地震や大規模地震発生時の臨時観測用として、大学や研究機関など
販売価格
● 接続ケーブルを含む本体一式とGPS装置の標準で 4,900千円(税別)