『資本コストと株価を意識した経営の実現に向けて』についてご説明致します。
1・現状分析


・PBR(株価純資産倍率:株価 ÷ 1株あたりの純資産)
・PER(株価収益率:株価 ÷ 1株あたりの純利益)
・ROE(自己資本利益率:純利益 ÷ 自己資本 × 100)
<2024年度の状況>
・純利益、純資産
2023~2024年度に掛けて、紙幣の改刷に伴う機器の更新・改造や
自動券売機の大型更新案件等の特殊要因があったことにより、
例年に比べて純利益が増加、それに伴い純資産も増加しました。
・株価
新製品の開発を進め積極的に開示を行うと共に、投資家説明会等に
参加していますが、依然として当社知名度が低い等の課題もあり、
株価は伸び悩みました。
・上記の要因により、
PBRは0.76倍、PERは4.61倍と低調な結果となりました。
また、ROEは18.02倍と好調な数値となりました。
2・計画策定
(1)目標とする経営指標・数値
継続的な企業価値向上を目指し、PBR・PER・ROEにそれぞれ目標値を定め、下記の取組みを行ってまいります。

(2)目標達成に向けた成長戦略
< 基本方針 > NEXT TACYへの挑戦

(3)株価を意識した取組み
1.IR活動の強化
当社の社名の認知度を上げるともに、当社が魅力的な投資対象として認知してもらえるよう下記の取組みを行ってまいります。
・決算資料の充実
・HP、YouTube等の各種媒体を使用した新製品等の企業情報の発信
・個人投資家向け説明会の実施
なお、当社の株主数比率は個人投資家が90%以上を占めており、特に個人投資家に対するPRが重要と認識しております。
2.株主還元政策の明確化
当社は株主の皆様に対する利益の還元を経営の最重要政策の一つと認識しており、
内部留保の充実に努めると同時に、安定した配当を維持・継続していくことを基本方針としています。
今後も、この基本方針を維持しつつ、成長事業への設備投資や人的資本への投資等を実施し、
持続的な利益の確保を図ったうえで、段階的に増配していくことを目標としてまいります。
