2008年06月20日 お知らせ

券売機用硬貨処理ユニットの拡販を進めてまいります。

近年、中国経済の発展は目覚しいところがありますが、鉄道事業におきましても著しい発展を見せております。

このなかで先般も北京市地下鉄が紙の切符使用を中止し、全路線・全駅がICカードによるAFCシステムに置き換わったとの報道がありましたが、各都市でこのようなAFCシステムへの切り替えや新路線の建設と発展を続けております。

当社は、この中国市場に対応すべく、2007年11月、中国市場専用機器の開発についてのお知らせ発表させていただきました。その後、現地大手鉄道機器メーカー数社とのタイアップにより、各種機器を順調に販売していることを報告いたします。

中でも券売機搭載用として、切符に変わるICトークンホッパー(トークン払出機)、釣銭放出用の中国コインホッパ(中国硬貨払出装置)につきましては、納入済み、納入予定の製品を合わせ、約3,000台の規模に達しております。また、今後の各路線向けに対する引き合いも数千台規模に伸びており、積極的に商談を進めております。

なお、硬貨払出装置だけでなく、入金処理から釣銭放出処理までを一貫して行う中国専用の硬貨処理装置(ESM-2500型)につきましても、客先での評価・試行の段階を終え、まずは南京地下鉄の導入に向けて最終調整を行っている状況です。また上海地下鉄、杭州地区新線への導入が検討されております。この他にも、中国硬貨識別計数機など、中国硬貨関連製品等の具体的な商談を展開しております。

今後とも積極的に各種機器の券売機搭載に向けて、現地の鉄道機器メーカーとのタイアップを中心に進めるとともに、関連するメカトロ機器を含めて市場への積極展開を図る所存です。

以上