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新技術への取り組み

MEMS加速度センサを使用した地震計の開発

2007年10月1日から、気象庁の緊急地震速報が広く一般の方々にまで配信されるようになりました。これは家庭における防災意識を向上させるきっかけともなり、情報収集によって地震被害を軽減させるためのインフラストラクチャーも徐々に確立していくことでしょう。

MEMS加速度センサを使用した評価ところで、緊急地震速報は全国に設置された地震計の地震観測情報を一旦気象庁に収集し、解析してから配信されます。そのため、震源に近い地域では、情報配信が地震の揺れの到達に間に合わない可能性も想定されます。したがって、緊急地震速報を必要とするその場所に早期警報地震計を設置して、情報配信のタイムラグ無しに地震の発生を知るのが理想的な方法です。ただし、従来の地震計は高度な精密機器であり、小規模な事業所や一般家庭にまで導入することは現実的に困難でした。

そこで、当社ではリーズナブルな価格で信頼性が高い地震計を開発することを目標に、最近高性能かつ安価な製品が入手できるようになったMEMS加速度センサ(下記用語解説参照)に着目して、それを地震計に使用するための基礎的な評価を行いました。

発表会MEMS加速度センサは、身近なところでは既に家庭用のゲーム機や自動車などに利用されています。もちろん地震計に使用するには、相応の性能が求められますが、従来のサーボ型センサに比較すればかなり安価な地震計が実現できます。近い将来には、各事業所毎に1台、地域の公民館などの施設毎に1台、そして1家に1台にまで地震計を普及させることを目標に、鋭意研究開発を進めていきます。

なお、本件は2007年11月13日〜14日に東京大学で開催された日本地震工学会〜地震技術フェアにおいて、従来のサーボ加速度センサを使用した地震計との比較検証結果を発表致しました。

用語解説

MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)

機械要素部品、センサ、アクチュエータ、電子回路を一つのシリコン基板上に集積したデバイス。本技術を応用した製品として、プロジェクタの光学素子(DMD)や、インクジェットプリンタのヘッド部にある微小ノズル、圧力センサ、加速度センサ、流量センサなどがあり、今後も応用分野や市場規模の拡大が期待されている。

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